1990年頃にゲームセンターに通い詰めた方なら記憶に残っているであろう、熱い珠玉のゲームの数々。
それらをゲームセンターでよく見かけたあのゲーム筐体の小型版模型に収めた夢のゲーム機が登場しました!
その名もアストロシティミニ!
アストロシティミニとは!
当時好評を博したゲーム筐体アストロシティを模した、手のひらサイズのミニチュア版ゲーム機です。
1990年前後に登場したヒット作品36種+1種が収められています。
収録タイトルはこちらをご覧ください。(セガ・オフィシャルサイト)
アストロシティ筐体って何よ!?
はるか以前、ゲーム筐体と言えば板金性でがっしりしたものでした。
良く言えば頑丈ですが、実際は重さと大きさでゲームセンターで取り扱うのもかなり大変です。
そんな中、初めて樹脂製で開発された筐体のアストロシティは、頑丈さはそのままで非常に軽くなり、ゲームセンターの店舗でもレイアウト変更で取り回ししやすいなど好評だったようです。
また、バーチャファイターのような有名タイトルがあることから、私のように毎日ゲームセンターに入り浸っていたゲームプレイヤーにとっても非常に馴染みのある筐体です。
そんな皆の記憶に残る、まさにセガを語る上で外せないゲーム筐体と言えるでしょう。
私がアストロシティミニを買った理由
私がアストロシティミニを買おうと思った理由。それは…、
「熱い気持ちでゲーセン通いしてたあの頃の気持ちに浸れる」
「好きだけどゲーセンにある間にクリアできなかったゲームをクリアするまで遊べる」
…と思ったからです。
そんな私の心を動かしたタイトルはこれ!
- バーチャファイター(3D対戦格闘ゲームの元祖!)
- ゴールデンアックス(剣と魔法の世界を舞台にしたアクションゲーム)
- ゲイングランド(異なる能力を持つキャラを使い分けてマップ攻略)
- ボナンザブラザーズ(2人同時プレイ可のスニーキングアクション)
これらは学校や会社帰りに友人とゲーセンに寄って、毎日少しずつ攻略していった思い出深いタイトルです。
特にゲイングランドは難しくて、当時はネットで気軽に攻略法を調べるなんてこともできなかったので、クリアできないまま終わってしまい心残りでした。
そんなタイトルがまた遊べるとは、これはうれしい!
アストロシティミニに触ってみた
雑感
見た目はゲーム筐体の上半分だけ。
サイズは幅130mm×高さ170mm×奥行170mmで、実物の六分の一サイズです。
これに別売りの土台部分を取り付ければ、まさにアストロシティ筐体の姿がミニチュアサイズで再現されます。
ただし、プレイする時は土台がない方がやりやすいです。
レバーとボタンは実際に操作できるようにするため、実物の約半分ぐらいのサイズです。
実際にプレイしてみると、小さいながらもレバーもボタンも本物と同素材なだけあって手触り的には違和感なし。
とはいえ、バーチャファイターのような格闘ゲームはさすがにやりにくいです。
またスピーカーが内蔵されてますが、小さいせいか音質はあまり良くないようです。
この製品には以下の物が入っています。
- ゲーム機本体
- 電源アダプタとケーブル
- HDMIケーブル
- 説明書
接続ポートについて
ヘッドホン出力
本体スピーカーの音はあまり良くないので、ヘッドホンやイヤホン、外部スピーカーをお持ちの方はそちらでBGMを聴くと良いですね。
端子は、3.5mmイヤホン端子です。
3極のミニプラグのケーブルを使用することでステレオ出力でBGMが楽しめます。
ネットで調べてみたところ、4極のミニプラグ(ステレオ+音量操作+マイク)は、対応していないようです。
HDMI出力
特に格闘ゲームやアクションゲームをガチでプレイしたい方はHDMI出力して大画面でプレイすることをお勧めします。
大きいモニターで見ると、古いゲームでも意外とキレイに表示されて、描き込みが凄さに驚かされます!
ちなみに私の場合は、PCモニターにさらに外部スピーカーを接続しているのですが、大画面&高音質なBGMでかつてのゲーセン気分を味わえてワクワクしてます。
USBポート×2ポート
アストロシティミニ本体だけだと1人プレイしかできませんが、このUSBポートに別売りのコントローラーを接続することで同時2人プレイも可能です。
友達と格闘ゲームで対戦したり、アクションゲームで協力プレイを楽しむ事ができます。
USBポートは2ポートあって、どちらに挿すかによって追加コントローラーが1P側になるか2P側になるかが決まります。
ポートの下に「1P」、「2P」の刻印があって、どちらに挿せばよいか分かりやすくなっています。
最低限、2人同時プレイができればよいのであれば、追加のコントローラーは1つだけ買えば十分です!
この場合、アストロシティミニ本体のレバー&ボタンと、追加コントローラーを使っての2人同時プレイが可能です。
PS4用のアーケードコンローラーを接続してみましたが、残念ながらアストロシティミニでは使えませんでした。
やはり専用のアーケードスティックやコントロールパッドを買うしかないようです。
アストロシティミニの関連製品
アストロシティミニ ゲームセンタースタイルキット
アストロシティ筐体の下半分を模した台座とゲームセンターでお馴染みのあの椅子の模型です。
あと筐体上部のパネルに入っていた操作説明もシールとして付属してます。
なかなか芸が細かいですね。
ぶっちゃけただの模型なんですが、ゲームセンターに通い詰めた私と同じ匂いがしてしまう方はぜひ購入することをオススメします。
なぜなら、この台座がついてこそアストロシティの雄姿が再現されて、気分が盛り上がるからです!(断言)
「プレイしない時はアストロシティミニをインテリアとして飾りたい」
…そんなことを考えているならこれは必須アイテムと言えます。
私はフィギュア収集はしていませんが、アストロシティミニのためだけにちょうどいい大きさのフィギュアを買ってきて、ゲーセンのシーンを再現したい衝動に駆られますね。
この製品には以下の物が入っています。
- アストロシティ筐体の下半分の模型(台座)
- ゲームセンターの椅子の模型
- インストラクションカード(操作説明)のシール
- インストラクションカードを貼るパネルの模型
アストロシティミニ アーケードスティック
バーチャファイターのような細かい入力を求められるゲームをやりこむならこれは欲しいところ。
実際使ってみるとデザイン、操作感ともゲームセンターでプレイしていた時の感覚がよく再現されています。
かなり重量があり安定感があるので、プレイに熱が入って思わず操作する手に力が入っても、コントローラーがずれて操作ミスしてしまうこともほぼありません。
ネットで調べてみてもその操作感はなかなか高評価なようですね。
ただ、アストロシティミニ専用なのが惜しい。
PS4等でも使えると友達が遊びに来て対戦格闘ゲームをしたい時などに使えるので、ありがたいんですけどね。
あと操作した感触自体は良いんですが、私にとっては少しだけレバーが長く感じるんですよねー…
実際測ってみたら、HORIの”FIGHTING EDGE 刃”よりアーケードスティックの方が2mm程度長いことがわかりました。
ここは人によって好みが分かれるかもしれませんね。
ちなみに、アーケードスティックのサイズ、重量は以下の通りです。
サイズ: 幅350mm×高さ120mm×奥行240mm
重さ : 3.5kgぐらい(?)
HORIの”FIGHTING EDGE 刃”を持っている方はあれと同じぐらいの重さと思ってもらうとわかると思います。
アストロシティミニ コントロールパッド
ゲームパッドでのプレイが得意な方はこちらがオススメ。
同時2人プレイをしたいけどアーケードスティックは高すぎる…という方にも良いかもしれません。
操作感は全体的にしっかりかつ「むにむにっ」とした感じ。
底面にちょうど指をひっかけられるような凹凸があるので、ホールド感もかなり良いですよ。
ちなみに、アーケードスティックのサイズ、重量は以下の通りです。
サイズ: 幅150mm×高さ30mm×奥行67mm
重さ : 137g
アストロシティミニの良い点
アストロシティミニの良い点。
それはまさに「再現度の高さ」に尽きると思います。
- 見た目
- 感触
- 愉しむ
アストロシティ筐体がゲームセンターに並んだ前後のあの頃、ゲームセンター通いした人とっては最高のインテリアになり得ます。
本体に備え付けられたレバーやボタン、別売りのアーケードスティックの操作感も本物に近い感触で良い感じです。
そして、家庭用ゲーム機への忠実な移植。
これも当時のゲームセンターで遊んだ感覚をよみがえらせるには欠かせない要素ですが、まさにゲームセンターそのままといえます。
アストロシティミニの惜しい点
個人的には、アストロシティ筐体ならではのゲームがもっと欲しかったですね。
アストロシティ筐体に入ってたわけではない古すぎるタイトルも多くあるので、せっかくアストロシティ筐体を選んだのならこの筐体ならではのタイトルをもう少し入れてほしかったというのが本音です。
あとは、アーケードスティックがアストロシティミニ専用というのも、少し残念です。
これも個人的な意見ですが、もし第2弾があるなら以下のタイトルがあると嬉しいですね。
- ファイティングバイパーズ
- ダイナマイト刑事
- ムーンウォーカー
最後に
やはりかつてやり込んだゲームや、クリアしきれなかった数々の懐かしいゲームに再会できるのは、とても嬉しいです。
単なる懐古趣味かもしれませんが、私と同年代の人ならば自分がのめり込んだものの原点回帰することで、ゲームに限らず何が自分にとって大事だったのか思い出せるかもしれません。
これらのゲームを知らなかった方も、機会があればアストロシティミニを通じてゲームの歴史に触れてみてはいかがでしょうか。