今回は、行きつけの靴屋さんで面白いサンダルを見つけたのでご紹介します。
運動不足だけどトレーニングは苦手という方に向いてるかも…?
なお、私の行きつけとなった靴屋さんはこちらで紹介しています。
体を鍛えられるサンダルを知るきっかけ
購入した靴の調整をするため、行きつけとなった靴屋さんザックスオオヌマに行った時に、大沼店長とこんな話をしました。
「正しい歩き方を忘れてしまった現代人が正しい歩き方を取り戻すにはどうしたらよいか」
大沼店長が言うには、
「もともと日本人は正しい歩き方がしっかりできていた。その理由は下駄にある!」
とのこと。
そこで、私が冗談半分で
じゃぁ歩き方のトレーニングのため一本歯の下駄でも買おうかな!
と言ったら、大沼店長から良いものがあると教えてくれました。
さて、何が出てくるんでしょうか…。
体を鍛えられるサンダル、登場!
大沼店長が持ってきたのは、見るからに変わった靴底の形をしているサンダルでした。
靴底が薄っすらと弧を描いています。
どう考えても安定しません。
実際、試着してみると予想通り前後にふらつきます。
後ろに荷重をかけると仰向けに倒れそうで少し不安なほどです。
ですが、実はそれこそがポイントで、不安定さゆえに無意識にバランスを取ろうとしてトレーニング効果が発揮されるのだそう。
オチを言うと、まんまと私は買ってしまいましたので、大沼店長の説明の受け売りと実際の使用感を交えて、このサンダルをご紹介します。
体を鍛えられるサンダルのメリット
まずはこのサンダルのメリットです。
身体に対して効能がある
このサンダルを履いているとこんな効果があるとのこと。
- 体幹が鍛えられる
- ふくらはぎ、太腿、腹筋が鍛えられる
- 姿勢が良くなる
これは事実だと思います。
なぜなら、購入してから約1ヶ月使ってみたところ、実際にふくらはぎや太腿が時々筋肉痛になっているからです。
腹筋は普通にやるより、奥まったところが張ってる感じがしました。
心なしか下っ腹も引っ込んだ気がします。(これは個人の感想です(笑))
さらに、恥ずかしながら便秘気味だったのですが、サンダルを履いてから改善傾向にあります。
また、私は猫背になりがちだったのですが、このサンダルを履いてバランスをとっているうちに、なんとなく背筋が伸びた気がします。
こうして体のバランスが取れてくることによって、歩く時の足運びも本来のものになってきてるようです。
以前のぶかぶか気味の靴を履いている時になりがちだった、「足を引きずるような歩き方」→「足を前に振り出してかかとから着地(着地の時に膝が伸びている)」状態に変化しつつあるのが感じられました。
ベルクロタイプのベルトで締め付けを調節可能
歩いた時に足が前に出すぎないよう、また足を前に出す時にサンダルがすっぽ抜けにくくなるよう、締め付けを調節することができます。
清潔に使える
アインラーゲン(インソール)が外れるタイプなので、洗って使うことができるようです。
商品によってアインラーゲン(インソール)が洗えるものと洗えないものがあるようなので、注意書きをよく確認する必要がありそうです。
なお、サンダル本体は、皮革製品なので革靴と同様に手入れをします。
体を鍛えられるサンダルのデメリット
残念ながら普通のサンダルと比べると非常に高価です。
私が購入したものは、\29,700(税込)でした。
この価格が唯一にして最大のデメリットと言えます。
実はこのサンダルはシューフィッターのいる靴屋さんに持っていくと、靴底やアインラーゲン(インソール)を交換修理することができます。
修理費用は、内容によりますが概ね数千円~1万数千円程度のようです。
最初に買ってから修理を要するようになるまで、約2~3年。
一度修理すればまた2~3年ぐらい履けるそうなので、それほど高価というわけでもなさそうです。
まとめ
「体を鍛えられるサンダル」は、まさに現代版の一本歯下駄と言えそうです。
履いているだけでも運動効果が感じられるので、意識的にトレーニングするのがちょっと苦手…という方にもよいのではないでしょうか。
むしろ最初から長時間着用すると筋肉痛になるので要注意です。
偶然ではありましたが、私としては良い買い物をしたと思ってます。
以前、職場に履いていくために購入した革靴はしっかりフィットして歩きやすい反面、脱いだり履いたりするのが少し面倒だったからです。
職場では土足禁止のところもあるため、私はこのサンダルを職場での内履きとして使用することにしました。
脱ぎ履きも楽になりますし、体も鍛えられて一石二鳥なので、この使い方は他の方にもオススメしたいです。
職場で使う用途がない方も自宅内で室内履きとして使うのもよいのではないかと思います。